勉強においては、バランスが大切です。
広いところではいろいろな教科を、狭いところでは単元や分野など、
様々なところでバランスが求められることになります。
苦手の克服というのは、言い換えると自分の勉強における能力を均(なら)すことであるといえます。
しかし、ただバランスを重視するだけの勉強には、落とし穴があります！
つまり、均すだけでは、効率が良くない結果になることがあるということです。
極端な例ですが、私立の文系の大学に進学しようとしていて、数学が受験に必要ないにもかかわらず、
定期テストの数学で極めて高い点数を取るためにほかの科目に使うための時間を使うのは、自分のためにならないことが多いです。
このように、目標に必要がないのであれば、その科目の勉強は最低限にとどめて、自分に必要な科目や得意な分野の点数を伸ばそうとすることが重要になることがあります。
これが、バランスを壊して勉強する、という意味の正しい意味です。
ただし、バランスをむやみやたらに壊してよいわけではありません。
もちろん、例えば受験に使う科目の中で、すでに得点が高くて得意な分野を伸ばすよりも、まだ勉強時間を充てられてなくて苦手な分野を伸ばしたほうが点数が伸びる場合も多くあります。
また、バランスを壊した結果、力を入れるものを間違ってしまっていたら、元も子もありません。
先ほどの例を使うなら、文系なのに国語に時間を使わなかった、といったような形になってしまうこともあります。
そういったわからないことがあるなら、人に相談するのが一番です。
学校の先生でも塾の先生でもよいので、「バランスを壊す基準」を知っている人に相談できるとよいですね。
【学習塾PLANT】
２０１４年１２月に大阪市天満橋に根本が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、後に中学受験・大学受験を対象としたクラスを開講。
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