大学入試、特に共通テストを中心に問われる、「漢文」という分野があります。
この分野の得点率には面白い傾向があって、一般に「偏差値が高い受験者ほど、高得点をより取りやすく、点数の分布が二極化しやすい」とされています。
例えば大学入試センターが2019年に出した共通テスト試行調査のデータでは、現代文においては、学力が比較的低いグループの正答率は30%程度、学力が比較的高いグループの正答率は60%程度であったが、漢文においては前者が20%程度、後者が80%程度であったことが示されています。
これを解釈すると、「学問としては簡単であるが、そのとっつきにくさから敬遠されがち」ということを表しているひとつの根拠といえるでしょう。
すなわち、勉強すれば点数が出る教科、と結論付けられます。
では、この分野を勉強する上で大切なことは何でしょうか。
様々な要素が挙げられますが、ここでは「単語」と大まかな「文法」に絞って解説させていただきます。
まず、「単語」は漢字です。
それも、中国語、しかも古語を扱うわけなので一見難しそうに思えますが、実際は意味の類推でどうにかなることも多いです。
類推のテクニックは連想ゲームに似ていて、
「このパーツ、どこかで見たような...」
と不思議に思える好奇心さえあれば、意味が腑に落ちることが多いでしょう。
もちろん覚えるべきところは覚える必要がありますが、その労力を最小限にする工夫はいくらでも可能です。
続いて、「文法」はほぼ英語と大差ありません。
主語の次に原則動詞が来る、という意味では、ただSVから始まる英文法を、別の単語で使っているに過ぎません。
ここが「勉強できる人が、より点数が高い傾向にある」現象の最たる理由になっている、と考えられるでしょう。
様々な教科をクロスオーバーして考えられる能力がある人の点数が高くなるのは自然なことで、漢文もその例に漏れず「努力が裏切らない」タイプの教科であると言えます。
一番もったいないのは「なんかややこしそうだから手を付けていない」状態そのものです。
「案ずるより産むが易し」という言葉がありますが、漢文という教科はまさにその典型例です。
まず試してみるようにしましょう。
P.S.もちろん、この「易」はカ-えるではないですよ??
【学習塾PLANT】
2014年12月に大阪市天満橋に根本が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、後に中学受験・大学受験を対象としたクラスを開講。
小学生、中学生、高校生の偏差値25~75までの生徒を教えた結果、
日本の教育には無駄が多いと痛感しています。もっと効率よく学びましょう!
ゆる~い個人塾ではありますが、「効率的な勉強法」を生徒に伝え、
生徒達をいっぱい「認める」事をして、どこにも負けない「カリキュラム」を生徒に合わせて作っております!今では、継続して通ってくれている生徒たちが、偏差値10ぐらいあがるのも普通になってきています!毎年、第一志望合格率約8割で合格してくれて嬉しいかぎりです!
興味のある方はぜひ
plantjuku@gmail.com
コピペしてメールください!
HPはこちら