世の中には勉強が趣味、という人がいます。
たいていの人が避けたがる勉強を、あえて趣味にする理由とは、何でしょうか。本日のテーマは、これについて、少し考えてみよう、というものです。
ひとつはやはり優越性でしょう。他者より優れているということはそれだけでモチベーションになりえます。
正確には、他者より優れていることにより自分で自己肯定感を維持するパターンと、他者より優れていることに付随して別の他者から自己肯定感を上げてもらうパターンがあるとは思いますが、ここでは大元になる理由が同じため、同じようなものとします。
ふたつめに挙げられるのは、向上心ではないでしょうか。義務ではなく「自分はこうありたい」という気持ちを原動力にして、その道具として勉強を行うのであれば、それはある意味趣味として行っている勉強といえるかもしれません。
そして最後は、好奇心・探求心でしょう。「もっと知りたい！」「わからないことを分かる過程が好き！」という性質をもっている人は、やはり最大の武器を持っているといえるでしょう。
さて、受験生はどうでしょうか。ふたつめの理由を軽く持っている場合はあれど、たいていの場合、義務として、モチベーションなく勉強している場合が多いです。
であれば、大切なのは無理に「趣味にする」わけではなく、「趣味にしている人の心を疑似体験するよう、自分の脳を騙す」ことでしょう。
モチベーションがない状態ですぐに趣味にしようとしても、それは無理な話です。
受験勉強というのは、たいてい１年、長くて３年前後戦うものです。人生が８０年であるとするなら、その割合は大したことありません。少なくともこの短い期間だけでも、全力で勉強できるようなマインドを、自分で身に着けれられるとよいですね。
【学習塾PLANT】
２０１４年１２月に大阪市天満橋に根本が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、後に中学受験・大学受験を対象としたクラスを開講。
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