ある生徒が塾の宿題をしてきていませんでした。
しかし、前回の授業内容の復習は自分で出来ており、また今回の授業でも熱心に勉強しています。
つまり、勉強する気が無い訳ではありません。
そこで本人に聞いてみました。
「宿題が出来なかった理由を教えてくれる？勉強する気が全くない、というわけではないんやろ？」
ゲームの時間は制限している
その生徒はこう答えました。
「Switchというゲームが部屋にあるから、家で勉強に集中できていない。」
「なるほど。先生も遊ぶなと言いたいわけではないし、ゲームで楽しむのもいいことや。じゃあ、どれぐらいゲームしてるの？」
「1日1時間と決まっています。」
「なるほど。それやったら勉強する時間が無い訳ではない、ということやな？」
おそらくその生徒も保護者と話し合ってゲームの時間を自制しているのでしょう。
しかし、それだけ自制できているのであれば、一つ疑問が浮かびます。
勉強の目標時間が決まっているかが重要！
「じゃあ、勉強は一日何時間するか、決めたことある？」
ゲームの時間を決めることが出来るのなら、勉強の時間も決めることが出来るはずです。
「いや、勉強を1日どれぐらいするかは決めていません。」
宿題が出来ていない理由が、これで一気に判明しました。
「わかった。やけど、ゲームの時間が1日1時間程度やったら、毎日勉強する時間もあるってことやな？」
「はい、あります。」
「それだと勉強する時間も決めた方がええよ。『いつかする』やと勉強はどうしてもギリギリにやってしまうやろ？例えば夏休みの最後に宿題をまとめてやってみたり。」
「僕も絵日記を夏休みの最後に全部書いてしまっています。」
「絵日記を夏休みの最後に書くのは大変やったやろ？」
「はい、大変でした。(笑)」
「それやと1日どれぐらいやったら勉強できる？」
「学校の先生からは1日50分勉強しろと言われています。」
「じゃあ1日50分勉強すると決めてみよう！出来そう？」
「出来ます！」
勉強をする時間は自分で決めることが出来るのが理想ですが、子供の場合は自分で決めることが困難なこともあります。
皆様もお子様が勉強になかなか集中できない時は、勉強時間の設定をするのがおススメです。
こういうと「勉強時間の設定は当然やっとるわ！」という人もおられるかもしれませんが
「具体的な時間は子供の意思で決めさせる」
ということも大切です！
自分で決めたとなると、本人も目標時間を守るモチベーションが生まれるからです。
【学習塾PLANT】
２０１４年１２月に大阪市天満橋に根本が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、後に中学受験・大学受験を対象としたクラスを開講。
小学生、中学生、高校生の偏差値25～75までの生徒を教えた結果、
日本の教育には無駄が多いと痛感しています。もっと効率よく学びましょう！
ゆる～い個人塾ではありますが、「効率的な勉強法」を生徒に伝え、
生徒達をいっぱい「認める」事をして、どこにも負けない「カリキュラム」を生徒に合わせて作っております！今では、継続して通ってくれている生徒たちが、偏差値10ぐらいあがるのも普通になってきています！毎年、第一志望合格率約8割で合格してくれて嬉しいかぎりです！
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