先日、塾で中学生の生徒が講師にこんな質問をしました。
「学校の宿題が多すぎるんです!塾の宿題もあるので、どう優先順位を立てたらいいですか?」
確かに、中学生になると小学生の頃と比べても、宿題が多くなりますね。
その上、塾からも宿題を出されると「時間が足りない!」と思う生徒がいても、不思議じゃありません。
そこで考えてほしいのは、宿題が出される理由についてです。
あるニュースサイトでは、東大進学率の高さを誇るとある塾では「学校の宿題よりも塾の宿題を優先しろ!」と指導している、という記事が書かれていましたが、学習塾PLANTではそんな指導はしません。(笑)
何故ならば、塾の宿題と学校の宿題とでは、出す目的が違うからです。
塾で宿題を出す目的は、問題が「出来る」ようになることです。
授業を受けるだけでは「理解する」ことはできても、問題を「出来る」状態にまでもっていくことは、出来ません。
試験等で問題が解けるようになるためには、演習が必要です。
塾での宿題は演習をすることが目的であり、それは学校の宿題とはやや意味合いが異なります。
学校の宿題にも演習の側面はありますが、それ以上に大切なのが「提出期限を守る」習慣を身につけることです。
学校にもよるでしょうが、「完璧に宿題を仕上げて提出期限が1日遅れた場合」と「多少の不備はあるが提出期限をしっかり守った場合」とでは、後者の方が点数の高い学校も少なくありません。
極端な話、答えの丸写しでも期限を守っていたら提出点の8割を与えるという学校があるほどです。
提出物の期限を守る癖は、将来どの職種についても役立つものですから、学校のこうした方針は一概に否定できるものではありません。
そう考えると、学校の宿題の進め方も「どうやって提出期限を守る習慣を身につけるか」という観点から考えて、優先順位を立てたらいいということになります。
その生徒の場合は、学校の宿題をいつも提出期限のギリギリに終わらせていた、ということ。
「では、学校の宿題の5分の1の量を1日で終わらせることはできますか?」
と聞くと「出来ます」という返事。
そこで、学校の宿題は一気にやろうとは思わず、1日少しずつでもやることで期限を守れるようにする、ということを目標にしてもらいました。
なお、その生徒は塾での宿題については出来る量だったということです(塾での宿題の量も生徒からの相談に随時応じています)。
宿題に限らず、勉強についてはまず子供に「目的」を理解させ、その目的を達成するために必要な「目標」を子供自身に考えてもらうことが、大切になります。
【学習塾PLANT】
2014年12月に大阪市天満橋に根本が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、後に中学受験・大学受験を対象としたクラスを開講。
小学生、中学生、高校生の偏差値25~75までの生徒を教えた結果、
日本の教育には無駄が多いと痛感しています。もっと効率よく学びましょう!
ゆる~い個人塾ではありますが、「効率的な勉強法」を生徒に伝え、
生徒達をいっぱい「認める」事をして、どこにも負けない「カリキュラム」を生徒に合わせて作っております!今では、継続して通ってくれている生徒たちが、偏差値10ぐらいあがるのも普通になってきています!毎年、第一志望合格率約8割で合格してくれて嬉しいかぎりです!
興味のある方はぜひ
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