「先生、これ、どういう計算をしたらいいのか、わかりません!」
先日、ある生徒から来た質問です。
それはこういう問題(簡単にまとめています)。
「平行四辺形ABCDのAの座標が(-3,-2)、Cの座標が(7,6)の時、平行四辺形の対角線の交点Mの座標を求めよ。」
確かにこの問題、計算で答えを求めることが出来ます。
しかし、この生徒は問題の意味があまり理解できていない様子。
そこで、計算の方法ではなく考え方を説明することにしました。
「出来ない」と思うと解けなくなってしまう!
子供に教える際、計算方法を教えるにせよ
「訳が分からない問題」
だと思わせないことが大切です。
人間は
「難しい」
「出来ない」
等と思うと、無意識に努力が出来なくなってしまうからです。
人間は誰でも心のどこかで
「無駄な努力をしたくない!」
と思っています。
「出来ないことをやらされる」
と思ってしまうと
「頑張ってもできないのに無駄な努力」
だからやらないでおこう、となりがちです。
この塾では
「効率的な勉強法」
を教えることにより
「無駄な努力をさせない」
ようにし、さらに
「認める教育」
をすることで
「勉強することが出来る!」
という実感を持たせるようにしています。
冒頭の問題でいうと
「まず計算式から教える」
というのは、まさに
「非効率な勉強法」
の典型です。
計算式だけを教えても、その問題の出題者が
「何を問うているのか」
ということを把握できるようにはならないからです。
しかし、出題者が問うていることを把握できないと、類題が解けるようにはなりません。
要するに「真ん中の数字」を答えればよい!
冒頭の問題では、生徒は
「B座標とD座標をどうやって求めるか」
を一生懸命考えていました。
しかし、それは出題者の意図を全く理解できていません。
ここで出題者が見ようとしているのは
「対角線の交点は対角線の真ん中である」
ということを理解できているのか、ということだからです。
そこで、生徒に
「MはAとCの真ん中ということはわかる?」
と言ってみました。
すると生徒は
「わかるよ」
という返事。
「それだとMの座標はBとDがわからなくても解けるんじゃないの?」
「あ、確かに!BとDを求めないといけないと思っていた!」
「そして、これは真ん中の数を求めたらいいだけですから、計算は特に不要なんですよ。」
「そうやったんか!」
このことに気付くとその生徒はあっという間に正答を導くことが出来ました。
生徒にはまず
「これなら解けそう!」
と思えるような説明をすることが大切です!
【学習塾PLANT】
2014年12月に大阪市天満橋に根本が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、後に中学受験・大学受験を対象としたクラスを開講。
小学生、中学生、高校生の偏差値25~75までの生徒を教えた結果、
日本の教育には無駄が多いと痛感しています。もっと効率よく学びましょう!
ゆる~い個人塾ではありますが、「効率的な勉強法」を生徒に伝え、
生徒達をいっぱい「認める」事をして、どこにも負けない「カリキュラム」を生徒に合わせて作っております!今では、継続して通ってくれている生徒たちが、偏差値10ぐらいあがるのも普通になってきています!毎年、第一志望合格率約8割で合格してくれて嬉しいかぎりです!
興味のある方はぜひ
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