関心を持つ
数学が出来る子に多い特徴があります。それは
「解答の過程を必ず書いている」
という点です。
他にも、成績が高い子の多くは選択式の解答でも何が違うのかを必ず書いています。
「自分の解答に関心をもつこと」
これがとても大切です!
脳の錯覚
自分の好きなものについて思い浮かべるとそれに関連する情報があふれてきます。
たとえば、「水」にしても電離度、硬水、軟水、プロトン性、超純水、過冷却、など色々な単語と同時にイメージが浮かび上がってきます。
これが「関心を持つ」ということです。
解答の過程を書くというのはその問題についてたくさん情報があふれており、
脳が「関心を持っている」と錯覚している状態です。
「好きだからたくさん情報が出てくる」
というのを
「たくさん情報が出ている。だから好きだ。」
にしているということです。
結果か、過程か
テストの点数でよく話題になるのが、結果と過程です。
ここでいう結果が点数、過程は解答の過程です。
結論はどっちも大切ですが、強いて言うならば過程が大切です。
どうやって導き出したのか、これを理解できないうちは点数は取れても応用が利かないことがよくあります。
記述式の解答を採点していても答えを出すことしかしなかった生徒の多くは応用問題でかなり躓いています。
さらに解答の過程を書くことで自分の理解の現在地を知ることが出来ます。
分かっていることを書き出すもしくは説明できて初めて理解と呼ぶので、自分が説明できる部分は応用が利きます。
つまり追加で学習するには説明できない部分を重点的に行うことで自動的に点数に繋がります。