たびたび生徒から聞かれる質問!
「公立中学入試と私立中学入試って、どう違うんですか?」
「公立中学と私立中学にはどんな違いがあるんですか?」
確かに気になる話ですね!
塾で教える立場から言うと
「入試は全然違う内容ですよ!」
となるのですが、今回は私立中学と公立中学の違いについて説明させていただきます。
公立中学でもなぜ入試?
ある生徒からこんな質問がありました。
「公立中学なのになんで入試が必要なところがあるの?」
「ああ、それは中高一貫校をはじめとする特殊な公立中学ですね。入試とはいっても適性検査と言って、普通の入試とは違う内容なんですよ。」
「え?じゃあどっちが難しいの?」
そこで適性検査の問題を見せながら
「全然違う問題でしょ?見ているものが違うから、比較は難しいのですよ。中には面接の配点が大きい学校もありますし。」
と説明しました。
公立中学は住んでいる地域で通う学校が決まるのが普通です。
しかし、中高一貫教育を行う
「中等教育学校」
では通常の中学とは違う特殊な教育をするので、入学希望者の選抜を行うことになります。
適性検査は学力検査ではない!
公立中学での入学試験は
「適性検査」
と呼ばれます。
普通の受験と名称が違うからには、当然内容も違います。
まず、適性検査は学力検査ではありません。
「学校教育法施行規則」という省令があります。
省令とは文部科学大臣が定めた命令で、「学校教育法施行規則」はその名の通り「学校教育法」の施行に関する、つまり「学校を運営するうえで守られないといけない規則」が書かれた命令です。
その第110条にはこう記されています。
第百十条 中等教育学校の入学は、設置者の定めるところにより、校長が許可する。
2 前項の場合において、公立の中等教育学校については、学力検査を行わないものとする。
つまり、中等教育学校(公立中高一貫校は基本これ)に入学できるかは
「校長が許可する」
かどうかで決まるのですが、校長は
「学力検査を行わない」
で入学を許可するかを決めないといけない、ということです。
学力検査は行わないですが、校長から見て
「この学校の授業を受ける適性があるか」
の「検査」をすること自体は、否定されていません。
ここで「検査」されるのは、主に
「この子供はどういう考え方をするか」
ということです。
そのため、適性検査の問題はその子供の
「考え方」
をあぶりだすような、少し(というか、かなり)
「ひねった問題」
が多く出る傾向にあります。
結局どちらがいいの?
さて、ある生徒からの質問!
「(入試のある)公立中学と私立中学、どっちが賢いの?」
先ほど説明したように、入試の問題の傾向が全く異なります!
だから一概に「どちらが賢い」とは言えないのですが
「それぞれの長所と短所」
を把握することは大切です!
公立の中等教育学校には「学費が安い」というメリットのほか、
「国公立大学に内部進学で行くことが出来る!」
という場合もあります。
しかし、私立中学の方が独自のカリキュラムを用意していることも多いので
「本当にこの学校のカリキュラムはこの子供に合っているのか?」
ということが決め手になりますね!
【学習塾PLANT】
2014年12月に大阪市天満橋に根本が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、後に中学受験・大学受験を対象としたクラスを開講。
小学生、中学生、高校生の偏差値25~75までの生徒を教えた結果、
日本の教育には無駄が多いと痛感しています。もっと効率よく学びましょう!
ゆる~い個人塾ではありますが、「効率的な勉強法」を生徒に伝え、
生徒達をいっぱい「認める」事をして、どこにも負けない「カリキュラム」を生徒に合わせて作っております!今では、継続して通ってくれている生徒たちが、偏差値10ぐらいあがるのも普通になってきています!毎年、第一志望合格率約8割で合格してくれて嬉しいかぎりです!
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