よく、歴史はストーリーであるといわれます。
例えば教科書に載っている人物一人をとっても、その人の背景が必ずあり、何か歴史上の活躍があり、ちょっとおちゃめな逸話があり...
といったように、ひとつひとつのエピソードを掘り下げられる、いわば物語の登場人物のような「設定」があるといえるでしょう。
ただ、その設定を深く知っていたところで、その人が出てくる物語自体を知らなければ何の意味もありません。
その人はメインのストーリーでどんな活躍をしたのか、を注目しなければいけませんし、
もっと言えばストーリーそのものを理解しておいたほうが、登場人物への理解度、解像度も高まるといえるでしょう。
そのため、歴史の人物や出来事を覚えるときは、まずは大まかな時代の流れから覚えるようにしましょう。
受験で覚えるべきストーリーは、何年も前に「ネタバレ」されている壮大なドラマです。
その結末を知ってしまえば、あとはそれぞれの登場人物がどんな考えで行動したかを理解するだけ。いわば「考察」するのみです。
また、この考えは歴史に限ったものではありません。
どの教科でも「大まかにこうだから、それぞれの事柄はこうなんだ!」という理解の仕方ができるようになれば、勉強そのものへの理解が早くなるかもしれませんね!