テストが返ってきたとき、子どもたちは何をしたがるでしょうか。
この問いに対するもっとも単純な解答は、「比較」です。
自分との比較をする子もいれば、目標との比較をする子もいらっしゃいます。
そして最も多い比較は、他者との比較です。
「〇〇くんより点数が高かった!」「△△さんより低い点取っちゃった…」など、その反応は様々ですが、
ここには多かれ少なかれ闘争心があり、「勝ち」と「負け」の概念が存在します。
よく様々なメディアで「受験戦争」というワードを見聞きしますが、
「戦争」とあるからには結果として勝敗がついてしまいます。
この是非をここで問うことはしませんが、
今のこの教育のシステム上、勉強において、ある一定のレギュレーションに則った勝負の結果によって、他者との優劣を決定することは避けては通れないのは明らかであると言えるでしょう。
ここから考えるに、勝負事についての考え方は、勉強においても使える可能性が高いことを示しています。
そこで今回ご紹介する考え方は、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」といった言葉です。
この言葉の起源は江戸時代のある大名の剣術書で、現代ではプロ野球の野村克也監督によって広まったとされています。
この言葉によって単純に示唆されているのは、「負けの原因を探れ」「勝つときにも負ける原因はあったかもしれない」といったものですが、
裏を返せば「勝つためには負けの原因になり得るものを潰していけ」というようにも取れます。
単純なことですが、負ける人には必ず理由があります。
原典の剣術の話では、「選択した技が道理に合っていない」のが問題とされていますが、
実際にはそもそも「技自体を磨くのをおろそかにしていた」パターンだって考えられます。
勉強で言えば、前者は発想が足りなかった、後者は知識が足りなかったといったことにあたるでしょう。
また、原典では「道理に合った技を選択し続ければ本人がそう思っていなくても勝つ」といった内容も示されており、
これは「ひとつひとつを丁寧に積み重ねていくことこそが大切である」という現代にもつながる教訓であると読み解けます。
勝負の世界はシビアです。
そして、現代の勉強は自己とも他者とも勝負しなければなりません。
そのシビアな世界を「勝ち抜く」ために、自分・周り問わずに負けから学ぶようにしましょう。
これは、「人の振り見て我が振り直せ」であり、「三度わが身を省みる」でありながら、「勝って兜の緒を締めよ」でもあります。
親子ともに、自己研鑽を欠かさないようにしていきたいものですね。
【学習塾PLANT】
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